S. M. Frank Co. & Inc. YELLOW BOLE NOVA145

1960年代に初採用されながら未だに新素材と呼ばれ続けている耐熱樹脂ブライロンを使ったパイプ
今では日本においてはイエローボウル=ブライロンというイメージが固まっているが元々はメディコのアポロというパイプに使ったのが最初
そもそもメディコとイエローボウルは別の会社であった
イエローボウルはKAYWOODIEというブランドを展開していたKB&Bのセカンドブランドであった
それをメディコを展開していたS. M. Frank Co. & Inc.が吸収合併
イエローボウルを最下位グレードとして残したのである
アメリカではメディコとイエローボウルの2ブランドでブライロンパイプを展開
日本には2000年代半ばにメディコのランサーが初上陸したがすぐにイエローボウルに切り替わっている
日本でも3500円位で買えるような安パイプだが喫味は悪くない
ブライロンの特徴であるでたらめな放熱性により吸い方次第でかなり美味しく吸える
また吸水性が無いに等しいので煙草の煙がダイレクトに口に入ってくるのも美味しさの要因なのだろう
でたらめな放熱性と吸水性のなさは利点でも有り欠点でもある
こいつをうまく吸いこなせれば大概のパイプはうまく吸えるんではないだろうか
しかしボウルの内径が24mmもあり大量のタバコが入るため着香系だと飽きる可能性がある
やはりバージニア系やラタキア系がよく合うパイプかもしれない
個人的にイタリアあたりの超高性能スーパーカーのようなパイプだと思っている